仕事や家事、パソコンの操作で手を動かすと痛みが走る腱鞘炎。だからといって休めない、と放置していませんか。ほっておくとさらに悪化、日常生活に支障をきたす可能性も。そんな腱鞘炎を改善するのに整体は効果があるのでしょうか。
腱鞘炎とはどのようなもの?
腱鞘炎の正式名称は「狭窄性腱鞘炎(きょうさくせいけんしょうえん)」。骨と筋肉をつなぐ「腱」が周囲を覆っている腱の鞘(さや)、つまり腱鞘との摩擦で炎症を起こしている状態です。
腱鞘炎には症状により、親指から手首にかけて起こり、近年増加している「ドケルバン病」や指にこわばりや引っ掛かりっを感じて伸ばしにくくなり、伸ばそうとするとバネのように指が動く「バネ指」などに分類されるものもあります。
腱鞘炎の症状
まず腱鞘炎の起きる場所ですが、手首や手指に限らず、腱と腱鞘がある場所ならどこにでも起こるといえます。
感じるのは痛みやこわばり、ひっかかるような感じ、腫れなどです。
どのような時に感じるかといえば、いつもやっている仕事や家事、育児などをするためにその部分を動かそうとするときです。
現代では長時間のパソコン操作に従事持している人が感じることが多くなっているため、「パソコン腱鞘炎」「マウス腱鞘炎」という言葉も生まれています。
このような症状をそのままにしておくと、だんだん悪化して腕全体や肩まで不調を感じるようになることもあります。
症状がひどくなれば、仕事や家事などをこなすことが難しくなってしまう可能性もあります。
腱鞘炎の原因
腱鞘炎の痛みなどの症状がおこる原因を見ていきましょう。
筋肉がさまざまな理由から緊張して収縮したまま硬くなると、腱はずっと引っ張られている状態になります。すると負担がかかった腱は肥厚して腱鞘との強い摩擦が起こり、炎症を起こすのです。
そのままの状態でこれまで通りの生活を続ければ、炎症がどんどん悪化していくことになります。
筋肉が硬くなる主な原因は、その筋肉の使い過ぎで負担がかかることにあります。
他にも加齢やホルモンバランスの乱れも原因になります。
一日中パソコン操作をしている、仕事で同じ動きを繰り返す、長時間子供を抱っこする、など生活を振り返れば腱鞘炎を起こす部位に、長時間の負担がかかっていることに思い当たる方が多いことでしょう。
整体で無理なく腱鞘炎を改善する
腱鞘炎を治すには、炎症を起こしている部分を休ませることが大切です。そう言われても、仕事や家事は多少セーブできても、やめてしまうわけにはいかない方がほとんどでしょう。
今まで通りの生活をしながら腱鞘炎の痛みを改善するために病院に行けば、湿布薬や飲み薬をもらったり、痛む部分の固定や注射、ひどくなっている場合は手術をすることもあります。
病院では上記のように、痛む部分の痛みを解消するような治療が行われます。しかし一時的に痛みを薬などで解消しても、同じような生活をしていれば、また痛みは再発する可能性が高いでしょう。
整体では、痛みの原因となっている筋肉や、周囲の筋肉の緊張を取ることを中心に施術をして自然な状態に戻し、腱鞘炎を改善していきます。手や指の痛みに関係する筋肉の硬く緊張している部分や周囲をほぐします。
また姿勢や身体の使い方のクセなどもチェックして、腱鞘炎をくり返さないような手などの動かし方をアドバイスすることもあります。
筋肉の緊張をほぐして身体が腱鞘炎の炎症が自然に治まっていくように導くのが整体での腱鞘炎の改善方法です。定期的に施術を受けることで腱鞘炎の再発をを予防することもできるでしょう。
腱鞘炎について悩みを持っている方は、ぜひともPST Fujisawa整体にご相談ください。