症例解説-めまい

めまいの症状は人によって異なりますが、ここでは代表的な症例について紹介します。

1 回転性のめまい

自分自身または地面が回転しているような感覚で、酷いときは転倒することもあります。多くは三半規管や前庭神経など、耳の障害で生じると考えられています。

2 浮動性めまい

頭や体がフラフラする状態で、歩くとふらつくことがあります。小脳・中枢神経の問題や、高血圧などで生じるといわれています。麻痺や意識障害を伴う場合は、腫瘍や脳梗塞などが疑われるので、一度専門医の検査を受けた方が良いでしょう。

3 立ちくらみ

血の気が引き意識の遠くなる感覚で、「起立性低血圧症」とか「起立性血圧調節障害」と呼ばれています。高血圧や動脈硬化などの症状がある方は、注意が必要です。

4 頭部外傷後めまい

頭部の外傷が原因で起きるめまいで、外傷を負ってすぐに症状が出る場合もありますが、数日~1ヶ月後に発症することもあるので、怪我を負った時点ではなんともなくても、安心はできません。

また、睡眠不足やストレス・自律神経の異常も原因の一つといわれ、休養・安静が必要とされています。受傷後何年も続く「頭部外傷後遺症めまい」は、精神的ショックが影響する可能性もあるようです。

めまい全般の一般的な治療では、投薬(抗めまい薬・吐き気止めなど)や手術、理学療法などがおこなわれます。

一方、無痛ゆらし療法では、めまいが起きる理由として、大きく分けて次の4つの原因があると考えています。

1 肩周辺から首の筋肉の緊張

筋肉の緊張が血管を収縮してしまい、脳へ送られる血液が不足し、脳が酸欠状態になったり、一時的な貧血状態になったりしてめまいが起きます。

2 耳周辺と顎関節の筋肉の緊張

耳や額関節周辺の緊張によって、三半規管・顎関節に問題が生じ、めまいが起きます。

3 全身のバランスの崩れ

めまいは、自律神経の障害や、一過性の血圧の上下などで体のバランスが崩れたときにも起こります。

4 ストレス

人間関係や仕事のトラブルなども、めまいの原因の背景にあるようです。

 

これらの症状に対して無痛ゆらし療法の手法は、やさしく体にアプローチし、緊張を解消して、めまいを効果的に回復させていきます。

具体的には、肩や首周辺の筋肉の緊張を解消し脳への血流を充分確保したり、耳・顎の周りの緊張を取り顎関節の調整をしたりして、めまいの早期回復を実現しています。

また、全身の施術をおこなうと、自律神経のバランスが改善され、体がリラックスした状態になり、めまいの解消にも有効です。

さらに体の状態が改善すると、心の問題であるストレスにも好影響を与えるので、精神面からのアプローチでもめまいの改善を促すことができます。

これまでどこへ行っても改善されなかった方は、是非当院にご相談ください。

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