症例解説-腱鞘炎
今まで数か所の整形外科、接骨院、鍼灸院に行っても
改善しなかった方がお見えになります。
腱鞘炎
女性、50才、横浜市、スーパーのレジ係
来院日 8月31日
来院時の状況
7月20日頃から左手首の外側が痛くなり病院に行くと、腱鞘炎との診断を受けた。
痛み止めのお薬と湿布を処方されたが痛みが軽減せずネット検索し来院された。
施術内容・経過
左手首を外側に向けると痛みが出る。そのため、肩、肘裏、肘から手首までを優しく触れて固いところを柔らかくした。
その後、全身の施術を行い、帰り際にショルダーバッグを肩にかけるときに痛かったものが痛くなくなっている、とのはなしであった。
4日後に2回目、手首の痛みは緩和している。
前回と同じように肩から手首までの施術を行ったが、それにプラスして手首が誤った動きをしている可能性があるので手首の動きを修正し痛みが軽減した。
次回1週間後。
3回目、手を握った状態で手首を動かすと痛みがあるので、開いたまま手首を動かしてもらうと痛くない。
前回と同じ施術を行い痛みがなくなった。
解説
手首の動きに誤った動きがあったものと思われる。
スーパーのレジ係では手の指から肩まで細かい動きがあり、その動きから前腕部の緊張、誤った動きになって痛みが出たようだ。
幸いにして大きな痛みは直ぐに取れたが、その後は1週間、2週間と間を空け施術した。
ちょっとした動きでの痛みは残ったが2ヶ月後には完全に痛みは消失した。
※あくまでもこの方の状況であり、回復には個人差があります。
「腱鞘炎」とは、主に手の使いすぎが原因で、指を曲げ伸ばしする腱と、腱をトンネルのように包んでいる腱鞘が摩擦を起こして炎症した状態とされています。
症状としては、指の付け根や親指側の手首辺りに痛みが出たり、指が曲がらなくなったりします。
一般的な治療法は、湿布や鎮痛消炎剤、ステロイド剤のほか、最終手段として手術をおこなうこともありますが、手術をおこなっても痛みが残ってしまう例は少なくありません。
無痛ゆらし療法において腱鞘炎は、手指を使いすぎて疲労することによる筋肉の異常緊張と考えています。
腱鞘炎の場合、無痛ゆらし療法をおこなえばその緊張を取ることができるので、短期間での回復が可能です。
また、生活のリズムを変えることなく日常生活を少し工夫だけでも、腱鞘炎の痛みは緩和されますので、当院ではそのアドバイスもいたします。